2022年11月1日より「Visit Japan Web」の導入、そしてファストトラックがMySOSからVisit Japanへ移行されました!
日本入国の条件が徐々に緩和されて、海外から日本への旅行者も、一時帰国者も増えている今、デジタル庁のサイトから新システムが導入され今後の入国手続きに注目されています。


2022年11月14日入国以降、日本入国や一時帰国のためのファストトラックはMySOSアプリ停止され、Visit Japan Webより登録
こんな人におすすめの記事です
- 海外旅行を予定している
- 一時帰国する海外在住者
- 日本から家族が訪問予定の海外在住者
- 日本訪日旅行を予定している外国人
Visit Japan Web(VJW)とは?
2022年11月1日にシステムバージョンアップされた、Visit Japan Webサービス(VJW)。
入国手続きをウェブ登録できて「入国審査」、「税関申告」に加えて「検疫(ファストトラック)」機能が追加されます。

つまり、今までMySOSアプリから登録していたファストトラックを、今後は「Visit Japan Web」より手続きを行うという事です。
Visit Japan Web登録方法
デジタル庁が発行する、日本語の詳しい操作説明書がありますが、なんと全95ページ!見ただけで頭が痛くなりますが、じっくり読むと登録自体はシンプルなようです。
→Visit Japan Webの案内ホームページ
\11月1日より利用可能/
◎利用可能空港
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- 福岡空港
- 新千歳空港
- 那覇空港(NEW)
1:ログインする
アカウント登録を行いログインしておきます。ログイン→vjw.digital.go.jp


アカウント作成をすると、登録したメールアドレスに確認コードが届きます。そのコードを受信したらサイトに戻り、入力してアカウント作成完了です。


2:利用者情報の登録
パスポートを手元に用意しましょう。番号などの情報が必要です。




任意での入力のため、必須ではありません。滞在先が実家や自宅の場合は、ローマ字で世帯主の名前を記載します。
連絡可能な電話番号は、同居する家族の番号でも良いそうです。
表示された「入力内容」を確認し、誤りがなければ「登録」をクリック。
完了すると「同伴家族の情報」が登録できるようになります。

3:スケジュール登録
「+新規登録」から入国・帰国の予定を登録します。


「日本への到着予定日」だけが必須項目。搭乗便を入力することも可能です。
「次へ」進むと、登録済みの「日本での連絡先」が表示されるので、入力内容を確認します。
表示された内容を確認して「予定の登録」をすると完了です。
最初のページに戻ると、予定が登録されています。

◎必要な手続きの情報登録
- ① 検疫(ファストトラック)
- ② 入国審査(外国人入国記録)
※日本人は不要 - ③ 税関申告(携帯品・別送品申告)

4:検疫(ファストトラック)
「ファストトラック」の登録です。この部分はMySOSアプリで行っていた手順同様です。
ファストトラックに必要な物
必要なのは以下のものだけ。準備ができたら早速登録に進みましょう。
- パスポート
- ワクチン接種証明書(任意)
- PCR検査証明書 日本政府指定のもの
登録手順
まずは先ほど登録した、予定日をクリックし、「検疫手続(ファストトラック)」へ。


最初はこの状態になっています→
登録が完了すると色が青(緑)に変わります。

パスポート画像の登録が必要です。携帯のカメラにてパスポートの写真を撮影し登録します。




登録が完了すると、「パスポート」の欄が読取中に代わり、数分~数時間で登録が完了されます「登録したパスポートの読み取りが完了しました」とメッセージが表示されたら、その後読み取り結果を確認。
何らかの理由により、登録したパスポートが読み込めない場合があります。情報の部分がしっかり移るように(光で文字が消えていないかなど)確認して、再度登録をしてください。
それでも登録ができない場合は?
パスポート登録を「スキップ」してください。(それでもファストトラックは登録できます)


リンクに切り替わり、質問に答えて進みます。

完了すると上記のようなQRコードが表示され、「質問票WEB」登録済みに変わります。
証明書の内容を登録し、ワクチン証明の画像を取り込みます。
ドイツの黄色いワクチン手帳は有効ではありません。「ワクチン接種の時に受け取ったデジタル証明書」または「薬局で受け取ったもの(手帳を提示で受取り可)」でいずれも英文であること。ドイツのアプリCovPassに登録している人はそこからもPDFや印刷が可能です。
→ ドイツで発行されたものは、このタイプがほとんどです。写真を送る必要があるので手元に用意してください。



申請完了の連絡が来たら、「登録済み」に変わります。
その数時間後にファストトラックの表示が赤(黄)→青(緑)へ。
「検査証明書」は必ず日本政府指定のものである必要があります。
Check!→【水際対策】出国前検査証明書
陰性証明を元に、質問事項に答え、こちらも携帯で撮った画像を取り込んで完了。
⇒すべてが完了すると画面は緑色(または青色)に切り替わり、ファストトラックの登録完了。

Visit Japan の登録完了まであと少し!
こちらもチェック!→ファストトラックよくある質問
5:税関申告(携帯品・別送品申告)
税関申告の登録を行います。これは通常機内で配布される黄色い紙(白の場合もある)の代わりです。
「税関申告の準備」へ。申告すべきものがある場合はここで入力。


申告を終えたら、QRコードを表示させ、スクリーンショットを撮っておきます。




関税申告が終了し、すべての手続きが終わりました。
6:日本入国後QRコード提示
お疲れ様でした!Visit Japan Webのすべての登録が完了しました!
以下のQRコードは入国時に必要になります。空港のWIFIを使用する事もできますが、バタバタしてしまうので、事前にスクリーンショットを撮っておきましょう!
- ①
検疫のQRコード(家族全員)
(無くなりました!登録済みの部分をスクショするように推奨されています) - ② 入国審査のQRコード(家族全員)
※日本人は不要 - ③ 税関のQRコード
いつからいつまで登録できる?
登録自体は早くから可能ですが、水際対策の強化に係る新たな措置が更新されることがあるため、入国予定日から約2週間前くらいから登録を始めると良いでしょう。
アプリ上で質問票WEBの入力が完了すると、画面に締切時間が表示されます。締切時間までに登録を完了させてください。
メリットとデメリット
やっとMySOSの利用方法が周知されてきた矢先の移行…。ちょっと戸惑いますよね。
ファストトラックの事前登録により、ややこしかった日本到着後の検疫手続きもスムーズになり、待ち時間もかなり短縮されます。コロナ水際対策も少しづつ緩和され一時帰国や、外国人の訪日旅行、海外旅行からの再入国もほぼ自由にできるようになりましたが、ファストトラックなどの検疫手続きはまだまだ続きそうです。





