海外在住者が一時帰国の時に悩むのが「日本への送金」。特に、海外暮らしが長くなると、現地通貨で給料をもらっている人も多く、日本の口座には残高があまりない・・・というケースも多いはず。
そんな時の送金にはいくつかの方法がありますが、今回は格安な手数料と手続きの簡単さで人気の「Wise(ワイズ)」 という送金サービスをご紹介します。
お得度も信頼度も他の送金方法に比べて圧倒的に高く、海外在住者に多く利用されているサービスです。
送金サービスWise(ワイズ)とは?
送金方法の解説の前に、Wise(ワイズ)の会社についてご紹介します。
Wiseとは、インターネット上で送金サービスを提供する会社で、2011年に設立、2021年3月「TransferWise」が「Wise」と社名変更されました。
日本から海外へ、海外から日本へと双方から送金が可能となり、いまや海外移住や留学などには欠かせないサービスです。
私も以前は銀行送金でしたが、Wiseを利用したらもう銀行へは戻れません。
現在は1300万人以上のユーザーが、Wiseを利用して送金していて、今後さらに便利なサービス展開が期待されています。
\日本語も対応/
Wise Japan株式会社は、関東財務局に規制されていて、第二種資金移動業者(第00040号)として免許登録されています。
嬉しい特徴
- 安い:銀行より手数料が断然安い
- 速い:新しい送金の仕組で速い
- 簡単:全ての手続きがオンラインで完了
- 安心:2段階認証による安心機能
- 正確:為替レート保証47時間以内
良い評判と口コミ
Wise(ワイズ)では透明性のある手数料を提示することを約束しており、送金の前に正確な金額が表示されます。銀行送金、Paypal、現地でのクレジットカード利用に比べてお得!
個人だけでなく、法人や個人事業主などのユーザーも多く、「安い、早い」と良い評判です。
Wise使い方
Wise ウェブサイトは日本語も対応しているので、とってもわかりやすい!
アカウント登録
まずはとっても簡単なアカウント登録を説明します。
ここではドイツから日本へ送金することを想定。
メールアドレスを入力したら、続行。次に個人の場合は「個人アカウント」を選びます。
居住国を入力(ここではドイツを選択)。次に電話番号を入れます。国番号も必ず確認してください(ドイツは+49)。
登録のアドレスに確認メールが届くので「メールアドレスを確認する」をクリックして認証してください。
海外から日本へ送金手順
会員登録が済んだらいよいよ送金手続きです。最初の手続きの際は個人情報の登録が必要です。
準備するもの
まずは開始する前に手元に必要書類を準備してください。
- 本人確認書類(パスポート)
- 住所確認書類
- 公共料金の請求書:電気、ガス、電話(携帯電話の請求書は不可)
- 銀行もしくはクレジットカードの取引明細書
- 税金の通知書
- 運転免許証(住所と有効期限が記載されたもの)
- 他金融機関や政府機関発行の書類
- 車両検査証
- 送金先情報(日本の口座番号がわかるもの)
日本国内にお住まいの場合は別の書類が必要です。
送金手続き
書類が揃ったら送金手続き開始!
「送金額(EUR)」と、受取り側の通貨(JPY)を指定してください。
この時点で実際の受取金額が確認できます。手数料はいくつかのパターンから選択可能。急ぎでない場合は最安値の手数料でもOK!
個人または法人での送金を選択。次に、住所や生年月日、電話番号などの詳細を入力してください。
受取り側の情報(日本の口座情報)を登録。今後は登録された情報からワンクリックで口座を選べます。
携帯でQRコードまたはメールでリンクを受け取り、本人確認ページにアクセスします。
パスポートなどの書類を選択し、携帯で写真を撮ります。顔写真のページのすべての情報が見えるように撮影してください。
スマホで自撮りをします。自撮り写真と身分証明書の一致確認の「許可する」をクリック。
手続きが終わったら「本人確認を完了しました」を押して、確認メールを受け取ります。(写真右)
Wiseからの質問に回答します。参考情報ですのでおよその回答で構いません。
- アカウントの利用目的は何ですか?
- どの国からの送金及び資金の受け取りをする予定ですか?
(複数国選択可。今後利用可能性のある国を選びます) - Wiseでは年間どれくらいの送金を予定していますか?
- 主な収入源は何ですか?
送金詳細を確認して、入金方法へ進みます。入金の方法により手数料が異なりますが、ドイツからは銀行口座からオンラインバンキングなどで振り込むのが安い方法です。
Wiseが銀行から自動引き落としすることはありません。ご自身で振り込み手続きを行います。口座が共有の場合(例えば夫婦で共同名義の口座など)の場合は、本人以外の共有者の名義人を記入します。
オンラインバンキングがその場で振り込みできるのでスムーズですが、ATMで振り込み、その後手続きを完了させることも可能です。振込の際は「会員番号」を明記してください。振込が済んだら、「振込を行いました」をクリック。
まずは手続き終了。無事に着金確認ができたら送金は完了です。入金の確認や着金はメールでもお知らせがきます。
海外送金の注意点
気をつけること
Wise利用だけでなく、銀行送金や他の送金サービスを利用の際にも共通する注意点です。
- 振込先や金額、頻度などにより、日本側の税務署から質問を受けたり、監査が入る場合があります。特に法人としての振込や高額な送金にはご注意ください。
- フィッシング詐欺に注意。「アカウントが無効になった」、「賞金を獲得した」、「アカウントに問題が発生した」などのメールには特に用心し、リンクを開けないようにしてください。Wiseのリンクは https://wise から始まっています。
- 送金がキャンセルされた
-
送金情報に誤りがある可能性があります。詳細はこちら
- 送金に時間がかかっている
-
初回は本人確認に時間がかかります。その他のケースはこちら
- 入金前の送金をキャンセルしたい
-
キャンセルが可能です。詳細はこちら
円安のうちに送金がお得!
経済ニュースでは止まらない円安ドル高(2022年9月現在)により、日本経済への不安は募ります。一方、海外在住(ユーロやドル保持者)にとって円安は、一時帰国のための日本円を送金するチャンス!
少しづつコロナ規制も緩和されて、日本への入国がスムーズになりました。国際的な行き来も今後増える見込みもあり、これからの為替レートの変動も気になりますね。
いざ送金!となったときに焦らないよう、アカウント(無料)だけでも作っておくと便利です。