「子供とのフライトは心配」「ワンオペでも大丈夫?」と子連れフライトに不安を持っている方に是非事前に読んでいただければと、体験談&コツを交えて攻略記事を公開!事前にしっかり準備しておけば、ワンオペ一時帰国も怖くない!
この記事は子供(幼児2名)を連れて、ドイツから日本へワンオペフライト移動した経験を元にしています。
5歳児、2歳児(イヤイヤ期真っ盛り)の幼児2名連れで、ドイツ、デュッセルドルフ空港を出発。
こんな人に読んで欲しい
- ワンオペでフライト大丈夫?!
- 困ったときどうしたらいい?
- 子供との乗り換えが不安
- 何を準備したらいいの?
欧州内 乗り継ぎフライト
日本行きのフライトはいつも乗り継ぎフライトが一番の大変!
長距離フライトに比べて、短距離の乗り換えフライトの機内は狭く、子供は身動き取りにくく、赤ちゃんなら抱っこしてあやすスペースもないからです。
座席
搭乗時には、狭くて混んでいる機内通路を子供2人歩かせて、自分の大量の荷物を持って席を探すのは大変。短距離フライトの座席も事前予約するなら前の方がおすすめです。(長距離線の方は後部の方が落ち着くかも)
子供の遊び道具
長距離フライトのようなテレビがないので、ここですでに持参したタブレットで動画を見せます。もう?と思うかもしれませんが、乗継便は時間が短かく、色々おもちゃを取り出すのはカオスの元。おやつや動画でその場をしのぐのが得策です。
ハードな乗り継ぎを乗り越えるコツ
子連れフライトの次の難関は、空港での乗り継ぎ。
一番大変だったポイント
着陸した直後に一番苦戦したポイントがやってきました。
ヘルシンキについたら機体からは階段で地上に降り、バスに乗り込む!
この日のヘルシンキはマイナス10度。凍った地上へ降りるため、子供たちと自分に、この時だけに用意したウルトラダウンと帽子を着用していざ準備。(バスに乗るので本当に寒いです。)
\ワンオペここが大変!!!/
実際に持っていた荷物
- 背中に巨大なリュック
- 折り畳みベビーカー
- 小さめのスポーツバック
- Jetkids(子供用スーツケース)
- …そして幼児2名
これまでに何度もフィンエアーで里帰りを経験していたので、頭でシュミレーションはしていましたが、どうしても大人の手が足りない!
そこで近くにいた男性に声をかけ、荷物を一つ持ってもらい、細くて急な、凍った階段を子供を連れて降りることができました。誰かの手伝いなしでは全く不可能だったと思います。
空港内を次のゲートへ移動
その後は、比較的乗り換えに便利なヘルシンキ空港。
大好きなiittalaやムーミンショップも立ち寄りたかったけど、今回は買い物の余裕はないので、気になっていた Moomin coffee も横目でスルーして…
子供とスムーズな乗り継ぎのコツ
大人だけでも乗り継ぎは面倒。そこに子供と荷物が加わって、道中トラブル発生したらどうしよう…と誰もが心配するのではないでしょうか?
乗り継ぎ空港はどこがおすすめ?
子連れフライト(特にワンオペ)の場合は、航空会社選びにも注意しましょう。乗り換え空港がどこになるかは重要です。
乗り継ぎ空港のおすすめ度
筆者が経験した個人的な評価ですが、ご参考ください。
- ヘルシンキ空港(フィンランド)
- スキポール空港 (オランダ)
- ミュンヘン空港(ドイツ)
- ウィーン空港(オーストリア)
- ドバイ空港(ドバイ)
- フランクフルト空港(ドイツ)
- ロンドン・ヒースロー空港(イギリス)
- パリ・シャルルドゴール空港(フランス)
✖をつけた3カ所の空港は、とにかく広い!!!長距離線とヨーロッパ線のターミナルが異なり、大移動が必要です。エレベーターを上がったり下りたり…エレベーターすら故障していて、汗だくで階段を上ったこともあります。そしてヨーロッパの3大空港とも呼ばれ、便数も利用者も多いので常に混んでいるのが難点です。
まずは搭乗ゲートへ
乗り継ぎ時間は2時間と比較的余裕はありましたが、できるだけそのままゲートまで直行します。
これは日本行きに関わらず、旅行や出張時にはまずゲートを確認してから近くのカフェやショップに立ち寄るようにするのが私の鉄則です。
POINT!
- ゲート番号が変わっている場合がある
- 出発ゲートの場所を把握すれば安心
- ゲートから一番近いトイレもチェック
- 子供にできるだけ運動させる
いよいよ日本行きフライトに乗り込みます。ここでも、エレベーター故障で使えず…。エスカレーターは子供と手を繋がないと危ないので、空港スタッフの方にお願いして荷物を手伝ってもらいました。
機内に入ってから席に着くまでも、同様、客室乗務員の方に席まで荷物を運んでもらい、なんとか着席しました。
この時点でどっと疲れが…笑
ゲート付近のラウンジはプレエコ以上のクラスで使用可能です。ステータスをお持ちでない方や、エコノミークラスの場合は有料で利用ができるようですが、ご確認ください。幼児スペースあり◎
子供が乗れるスーツケース本当に便利?
子供のいる長距離トラベラーなら一度は購入を考えたことがある、子供が乗ることができるスーツケース。
もちろん荷物を中に入れることができて、かつ移動時にはスーツケースに子供がまたがって、ボビーカーのように空港内を移動することが可能です。
でもこれって本当に便利?
私も半信半疑でしたが、機内でベッドとしても使用できるジェットキッズ(JetKids)を我が家は購入しました。これについてはまた今後詳しくレポートしたいと思いますが、使用した結果、、、
ジェットキッズ超便利!
ジェットキッズ派
\良かったポイントはココ/
- 自分のモノは自分で運べる嬉しさ
- 空港内もスイスイ走れる
- 疲れたら親が引っ張れる
- 下の子のベビーカーに引っ掛けて自走も◎
- 機内で快適睡眠zzz
ただし、利用したのは5歳の娘。実は2歳の次女にも購入しましたが、持参しませんでした。そして、2歳児には持参しなくて正解だった… その理由は?
\近日記事公開予定/
【徹底解説】子供が乗れるスーツケースってホントに便利?ベッドになるジェットキッズのデメリットは?
サムソナイト派
ジェットキッズはお値段ちょっと高いし、ベッドになる必要はないんだけど…、という人におすすめ、サムソナイトのドリームライナー。動物やディズニーなどいろんなデザインもあって人気!
長距離フライトはリラックスして
さて、乗り継ぎを終えて、日本行きフライトへ搭乗。あとは子供が泣こうがわめこうが、飛行機が勝手に日本へ連れてってくれる!と思うと少し安心した気持ちになりました。
チャイルドミールは忘れずに!
出発してすぐ機内食でしたが、幼児食をリクエストし忘れていたため、3つとも大人食を受け取りました。比較的何でも食べられる子供なので大丈夫と思っていたら機内食の中身はなんとタイカレー。
さすがに辛い物は食べさせられず…。
ついていたパンと、持参していた非常食で子供たちのおなかを満たしました。
チャイルドミール、ベビーミールの事前予約はお忘れなく!
機内で使えるおすすめのアイテムは?
子供たちは興奮していたのもあって、ドイツ時間22時頃まで眠ることができず、計4時間ほどの睡眠で、私は30分ほどの仮眠のみで長い空の旅を過ごすことになりました。
今は、ロシア上空を迂回するルートで日本行きがさらに長距離になっているので、機内で子供が飽きないようにするには念入りな準備が必要です。
遊べるオモチャはもちろん、万一病気などの時の薬、念のための着替え、おやつなどの食べ物…
と、『持っていったら便利』というアイテムはたくさんありますが、特にワンオペのフライトは荷物は少なく!が鉄則。
念入りに準備し、かつ荷物を増やしすぎない、準備のコツを別の記事にまとめました!
\子供の荷物。足りなくても多すぎてもNG!/
耳が痛くならない対処法
そして子供連れのフライトで気になるのは、気圧の変化によって起きる耳の痛み。
大人のように耳抜きができない小さな子供には必須アイテムがあるのでご紹介します。
点鼻薬(医薬品)
小児科で風邪の時に処方される鼻スプレー。フライト30分前に点鼻すると鼻が通って耳が痛くなりにくく必須です。
もちろん病院に行かなくても薬局でも購入可能!(処方年齢はご確認ください)
▷オンライン薬局で見る
▷新生児用はこちら
鼻スプレー(海水)
上記の点鼻薬とは異なり「海水」なので、薬を使用するのに抵抗がある場合はこちらがおすすめ。
妊婦や小さい子供(ほとんどが2歳以上)も利用可能(メーカーによって異なります)。
こちらもフライト前や機内での乾燥に役立ちます。
▷オンライン薬局で見る
棒キャンディー(シュガーレス)
唾を飲み込むことが耳抜きができる一般的な方法ですが、幼児には何かを食べさせる、飲ませることが一番有効的です。
\ドイツではあまり見ないシュガーレス!/
おしゃぶり
小さな子供でおしゃぶりを日頃から使う子なら、これ一つで充分!と小児科の先生も太鼓判!
さらに詳しく 子連れ海外旅行フライト|ドイツで買える!飛行機であると便利なアイテムと必需品
痛み止め
風邪で鼻が詰まっている時は、耳が痛くなりやすく、飲み物を飲み込むだけでは痛みが取れない場合があります。小児科で医者に相談したところ、フライトの30分前に痛み止めの薬を飲ませることを勧められました。普段はあまり薬は好みませんが、風邪の時は必ず、事前に痛み止めを小児科で処方してもらい、フライトの前に飲ませることで、経験上、子供が耳が痛いと言ったことはありません。(少し風邪気味の時のみ使用しています)
2人以上子連れワンオペフライトの注意
事前にシュミレーションをしていたこともあって、ワンオペフライトの困難であるだろうポイントも想定内でしたが、いくつかの大きな難関は以下の点です。
難易度★★★ 機内に乗り込み&降りるとき
荷物を持ち、子供の手を繋ぎ、細い機内通路を歩くのは本当に困難!赤ちゃんがいる場合はゲート前で抱っこ紐を準備しておきましょう。
空港によってはタラップ式階段で機内へ搭乗・降機するケースも。急な階段を幼児一人で歩かせるのは危険なので、周りの人に荷物を持ってもらうよう頼むのがベストです!
難易度★★★ お手洗い
オムツ替え
機内はかなり狭いので、たっちができる子なら履かせるオムツのタイプが便利。その間は上の子は座席で待っていてもらうのが理想ですが、一人で待てない子は連れて行って、ドアを開けた状態でオムツ替えします。
トイレに行く子どもで手伝いが必要な場合
上の子のお手洗いに同行する時、下の子はどうしよう?
バシネットで寝ている赤ちゃんなら、その隙に行けるけど、よく動く0-2歳の場合は一人で座席で待たせるのは危険ですよね。可能なら周りの人や、客室乗務員の方に見てもらうか、連れて行くほかありません。上の子をトイレに座らせたら鍵を閉めないように伝え、ドアの外で下の子と待っていましょう。
自分がお手洗いに行く場合
上の子が、下の子を見ていてくれる場合は良いですが、できない場合は下の子だけを連れて行きます。小さい子一人くらいなら一緒に入ることが可能です。
原則、機内のお手洗いは酸素マスクの関係で2名までしか入れません。
難易度★★★★★ 子供のグズリ
疲れも溜まり、遊びにも飽きて、眠くなってきた頃やってくるグズリ…。正直こうなったら誰にも手が付けられないので、お手上げです。笑
そんな時心がけているのは、ママが落ち着いていること。「周りに迷惑かけてる」「早く静かにさせないと」と焦ってしまうより、とにかく冷静に対処するようにしています。一緒に機内を歩いてみるのも気分転換になるかも。
出発の前に近くの席の人には「うるさくしてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします」と声をかけておいたり、降りるときに「お騒がせし、すみませんでした。」と簡単に挨拶しておくだけで、「よく頑張ったね!」と子供に声をかけてくれる優しい人もいます。
ワンオペ!困った時どうする?
人に声をかける!!助けを求める!
これがベストです。空港や航空会社のスタッフの方、同乗する乗客の方には迷惑を承知で、荷物をひとつ持っていただけるようにお願いすることで、かなり負担が減ります。 困っている人を助けない人はいない(はず?!)。大荷物でモタモタしているくらいなら、どなたかにお願いすることで、周りにかかる迷惑も軽減されると思って、勇気を出して声をかけて!
今日だけは特別
子供への事前準備は万端に!普段は控えめにしている、オヤツも動画も解禁♪少しでも親子で快適に過ごせる方法を取るのが、楽しいフライト時間を確保できる秘訣だと思います。
親子でシュミレーション
我が家ではフライトが間近になったら、「飛行機ごっこ」をします。空港についてから飛行機に乗って日本に行くまでを、シュミレーションすることで、言葉を理解できる年齢の子供なら心の準備ができ、大人も日本に着くまでの一連を頭で想像することが可能です。