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【最新】ヨーロッパ入国の新制度「ETIAS」徹底解説|EU在住者は不要?

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かねてより予定されていた、ヨーロッパ(シェンゲン加盟国)へ旅行するために、今後新しく必要となる「ETIAS・エティアス2025年5月より導入予定と発表されました。

今までは、日本国籍を所持していれば、最長で90日間までは観光目的でビザ無しでシェンゲン協定加盟国に滞在することが可能でした。

しかし、新制度「ETIAS・エティアス」が欧州連合(EU)に導入され、シェンゲン協定加盟国への渡航の際には、事前に日本からETIASを申請する事が必要になることで、渡航の準備が大きく変わります。

「申請ってどうするの?」
「ETIASが必要になる人は?」
「現地在住者もいるの?」
「乗り継ぎだけの場合も必要?」

というETIASについての疑問も今回の記事で分かりやすくご紹介します。

この記事は2025年1月現在に発表されている情報に基づいています。最新情報は公式な関連サイトよりご確認ください。
ETIAS最新情報サイト:https://www.etias.co.jp
ETIASアプリケーションサイト:https://etias-eutravel.com/

INDEX

ETIAS・エティアスとは?

まずはじめに、ETIASはビザではありません

ETIASは渡航認証で、シェンゲンビザ無しで入国できる国籍の渡航者が申請をしなければならない制度です。

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ビザは不要な代わりETIASを申請してね、ということです!でも「ビザ無しで滞在できるのは最長90日間の観光目的のみ」という条件は変わっていません!

ETIAS 正式名: European Travel Information and Authorisation System(欧州渡航情報認証制度)

ETIASは何のための制度?

この制度は、ヨーロッパへ訪れる渡航者が安全に入国できるかをデータ照合と質問により判断する自動電子システムです。これにより、犯罪やリスクがある人の入国を防ぎ、訪問先の国の安全を保つことを目的として導入されることになりました。

2025年5月(予定)より、日本人がETIAS利用国へ渡航する場合、到着時に承認されたETIASを所有している必要があります。

シェンゲン協定とは?

ヨーロッパの国境管理に関する協定で、加盟している国家間では、出入国検査や国境検査なしで、自由に行動することを許可する協定です。

パスポートコントロールなしでシェンゲン国間は移動が可能!日本人は短期滞在ならビザは不要ですが、今後ETIASの申請が必要になります。

長期滞在や観光以外の場合は、関連する国のビザを取得する必要があります。

入国にETIASが必要な国はどこ?

ETIASが必要な国々一覧

※一部のシェンゲン非加入国(上記:ブルガリア、キプロス、ルーマニア)もETIASを導入しています。

参考サイト:https://etias-eutravel.com/

ETIAS申請が必要な対象者は?

日本国籍の人を含め、短期間の滞在でシェンゲン加盟国に旅行する非EU域内の市民は必ずETIASの申請が必要です。

「EU在住者」「子ども」「フライト乗継ぎ」「出張」など

さらに詳しく、どんなケースでの渡航にETIASが必要になるのか「よくある質問」でご紹介します。

ドイツ在住者です。現地の滞在ビザを持っていますがETIASは必要ですか?

ETIASが必要になる国での市民権(滞在許可)がある人は申請が不要です。

子どももETIASがいりますか?何才から必要ですか?

年齢に関係なく必要です。

日本からモロッコに旅行に行くために、フランスのパリ空港で乗り換えします。乗り継ぎの場合もETIASは必要ですか?

ヨーロッパ電子渡航認証サイトによると「第三国へ向かうために下記30か国にてトランジット(乗り継ぎ)する場合においてもETIAS(エティアス)申請が必要となります。」と明記されています。

これは入国を伴う乗継か否かが明確でないので正しく言及することができませんが、一部の渡航サイトでは「入国を伴わない乗り継ぎはETIASは不要」と書かれていることもあります。※公式情報が出次第更新します。

「出張」や「家族訪問」の場合は?

こちらも観光の場合と同じ条件でETIASが必要です。

EU欧州連合による今後の発表によって条件の追加・変更になる場合があります。(2025年1月現在)

ETIASの申請や有効期限は?

導入時期

2025年5月から導入(予定)ですが、すぐに必須要件になるわけではないようです。導入開始に続き、導入期間が設けられます予定ですので、渡航前に最新情報を確認しましょう。

参考URL:https://www.etias.co.jp/

有効期限

日本人向けのETIASは発行後3年間有効です。

しかしパスポートの失効期限が切れると、ETIASの有効期限も切れてしまうので要注意!その場合は再申請しましょう。ETIASとパスポートがどちらも有効であれば、この期間内にヨーロッパに何度でも渡航することができます。

滞在できる期間

ETIASを取得すれば、シェンゲン圏に180日(約6ヵ月)のうち最大90日間(約3ヵ月)滞在が可能です。

例:約6ヵ月の期間中、連続して約3ヵ月滞在する、又は1ヵ月ずつ、3回に分けて滞在する
滞在日数が合計90日を超えない範囲で予定を立てましょう。

申請方法

日本国パスポート保持者は、ETIASをオンラインで申請が可能です。

必要な書類(有効期限が3カ月以上のパスポートなど)を用意し、ETIAS申請フォームから基本的な個人情報、パスポートのデータ、一部の旅行情報を添えて電子フォームに入力し、ETIAS手数料を支払い申請します。

さいごに

ETIASは、シェンゲン圏内のセキュリティを向上し、渡航者がスムーズに入国できるようサポートする新しいシステムです。ETIASの導入により少し手間が増えるかもしれませんが、安全で快適なヨーロッパ旅行を実現するための大切な手続きですので、よく確認しながら進め、欧州訪問を存分に楽しんでください。

一方、欧州内で長期滞在許可を持つ方は、通常ETIASの申請は不要とされていますが、正式な導入時期や詳細などは確定されていないので、渡航前には最新情報のチェックをおすすめします。

参考:
ヨーロッパ渡航のためのETIAS (エティアス)渡航認証制度
ドイツ渡航のためのETIAS | 日本国籍者のための申請要件

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