ドイツ国内乗り放題の「9ユーロチケット」が導入。
2022年6月、7月、8月の3か月間たったの9ユーロでドイツ全国の乗り物が乗り放題になる(※一部除く)チケットは、ドイツだけでなく、ヨーロッパ内でも大きなニュースとなりました。
9ユーロチケットの購入方法をご紹介します。
\DBのサイトを下へスクロールすると9-euro-ticket/
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購入方法
9-Euro-Ticket 「9ユーロチケット」を購入する方法はいくつかありますが、その方法はいたってシンプルで、定期券のような契約も必要なく、普通の乗車券を購入するのと同じ手順です。
オンライン
アプリを持っていなくても、9ユーロチケットはDeutsche Bahnのサイト(ドイツ語または英語)でも購入可能。
最新の公式情報もこちらで確認ができます。
券売機
ドイツ国内のそれぞれの地方によって公共交通機関の会社は異なりますが、例えばNRW州のデュッセルドルフではRheinbahn(ラインバーン)、VRR(Verkehrsverbund Rhein Ruhr/ライン・ルール交通組合)によって運営されています。
どの券売機タイプでも購入は可能で、購入方法はいずれも簡単です。
DB(ドイチェバーン)
中央駅などの鉄道駅に設置されています。
TOPページにある「9-Euro-Ticket」のボタン(★でマークした部分)をクリックして進むだけ。
TOPページにある「9-Euro-Ticket」のボタン(★でマークした部分)をクリックして進むだけ。
利用したい月を選び、そのまま支払いへ。
支払い後は、券売機より紙のチケットが発行されます。
VRR(ライン・ルール交通組合)
緑色がシンボルのVRR券売機。地下鉄(U-Bahn)や路面電車(Straßenbahn)などの停留所に券売機が設置されています。
こちらもすでにTOPページに「9-Euro-Ticket」のボタンがあるので、利用月を選んで支払いします。
Rheinbahn(ラインバーン)
赤色の券売機で、こちらもVRR同様、停留所や地下鉄など車内に券売機が設置されています。
いずれもTOPページから直接購入できるようになっています。
アプリ
いずれのアプリも、TOPページから簡単に9ユーロチケットが購入できるようになっています。
DBアプリ
Rheinbahnアプリ
Rheinbahn新アプリ
デュッセルドルフや近郊のRheinbahn(VRR)利用者は、ラインバーンのアプリもおすすめ。
Rheinbahn APPが新しくなりました。旧版では9ユーロチケットは購入できません。
チケットの注意点
記名と身分証が必要
9ユーロチケットは原則本人のみの使用が可能ですので、チケットを購入したら、すぐに記名をしましょう。
紙媒体のチケットの場合はNachname(Zuname)に苗字、Vornameに名前を記載します。
万一、記名のないまま乗車している場合は、チケットは無効となり無賃乗車扱いとなりますので注意が必要です。
またチケットを紛失した場合は、新たに購入しなければなりません。
スマホ忘れは無賃同様
携帯アプリ等のオンライン上で購入した9ユーロチケットの場合は、デジタルチケット内にすでに個人データが登録されていますので、無記名や紛失などの心配はいりません。
ただし、デジタルチケットの保存してある媒体(スマホ等)を、うっかり自宅に置き忘れてしまったり、一日出かけた後、帰りに充電がない!など、車内でチケットを掲示できない場合は無賃乗車とみなされます。
有効期限は月末
チケットの有効期限は、その月の最終日までとなります。
例えば6月20日に購入したとしても、そのチケットは6月30日が終了した時点で、無効となりますのでご注意ください。
また、6月、7月、8月の3か月間使用する場合は、それぞれの月のチケットが必要です。
6月のチケットを3枚購入しても、翌月には使用ができません。
使用不可の列車や座席
乗り放題と言っても、ICEやIC、ECなどの列車には利用できず、また座席は2等席のみです。
詳しくはこちらの記事をご参考ください。
購入は券売機が便利
オンラインでの購入や、アプリでまだアカウント登録をしていない場合の手続きは、個人情報や支払い方法などの入力が必要になります。特にドイツ語に自信のない人は、いずれかの券売機にて購入するのが一番楽でスムーズな方法でしょう。
普段、車での旅行が多い人も、今年の夏は地図を開いて、自分の街からどこへ列車でいけるか、いろいろ旅のプランを立てるのも、列車旅の醍醐味の一つです。