海外に住んでいると、春になって恋しくなるのは桜ですよね。
ドイツでも桜の名所があるのをご存じですか?
ドイツの国内各地でも桜を見られるところが多くありますが、その中でも写真家やインスタグラマー、そしてたくさんの観光客が集まる、桜の名所「ボンの桜トンネル」をご紹介します。
ボン(Bonn)の桜トンネルとは?
ドイツのボン(Bonn)と言えば、有名な音楽家 ベートーベンの生家がある街で知られていますが、春になると、ボンの旧市街で無数の桜が満開になり、通りは淡いピンク色の桜のトンネルができます。
ボンの旧市街には約300本の日本の品種サトザクラ(八重桜)が鑑賞用に栽培されています。
そして4月初めの暖かい気候になると、桜は開花を始め、そして満開のピークの頃には桜並木がピンク色の天蓋で閉じ、幻想的な桜のトンネルを作るのです。
桜は日本の風物という概念をかき消すかのように、ボンの桜並木はヨーロッパの建物との景観に調和して、見ごたえのある光景です!
どこにあるの?写真スポットは?
桜はボン(Bonn)の旧市街を中心に、点在して植えられていますが、その中でも有名なスポットはHeerstrasse(ヘーア通り)と Breitestrasse(ブライテ通り)です。
Heerstrasse(ヘーア通り)
ボンの桜のハイライトはHeerstrasse(ヘーア通り)
約300mほどの路地を、大きな桜の木が囲み美しい桜トンネルが見られます。
昼間だけでなく、街灯に照らされた夜桜もまた幻想的でおすすめです。
Breite Strasse(ブライテ通り)
ボン(Bonn)の旧市街の玄関口、Breite Strasse(ブライテ通り)
トレードマークのALTSTATDのブルーの看板がピンクの桜色に囲まれて、その美しさを写真に収めようと、たくさんの人が集まります。
桜スポットへの行き方
ベストシーズンはかなり混雑しています。できるだけ公共交通機関で行くのがスムーズですが、お車でのおでかけの際は交通規制に注意しましょう。
電車
Bonn Hauptbahnhof(ボン中央駅)から徒歩10-15ほどです。中央駅からバスまたはトラムでStadthaus停留所までいけば、ほぼ目の前に到着できます。
\ドイツ国内の公共交通機関/
車
Heerstrasse と Breite Strasse 、およびその周辺の道路(Kölnstrasse と Vorgebirgsstrasse)は車の通行禁止とし、桜の季節のピーク時3週末 は閉鎖されています。
【周辺駐車場MAP】
見込みシーズンはいつ?
ボンの桜の開花は気候に大きく左右されます。ドイツにはAprilwetter(4月天気)という言葉があり、少し暖かくなったと思ったら、急に冬のような低い気温になったり、突風が吹いたりと、毎年4月の天候はとても不安定です。
例年4月の初めから中旬あたりに開花し始めると、言われていますが、ボンの八重桜は他の品種より少し遅めの開花なのが特徴。正確な開花情報が知りたい場合は、インスタグラムなどのSNSで「Bonn Kirschblüte」や「Heerstrasse」などと検索してみるのも一つの方法です。リアルタイムの情報がどこでも手に入れられる便利な時代ですね。
桜の散る頃は、路地にピンクの桜色カーペットが敷かれたような、幻想的な景色も楽しめます。
Bonn 桜情報 (ドイツ語)▷▷▷ Bonn市 公式サイト
桜シーズンは簡易トイレも設置
ドイツの観光で一番困るのは、お出かけ中のお手洗い。
ボンの桜シーズンには簡易トイレも2か所設置してあるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。
- Marienschule(Heerstraße92-94、マリエン学校の校庭)
- Elisabeth-Selbert-Platz(Stadthausへの特設入口の右側)
桜の期間のみ設置されているようです。清掃員がいますので50セントほどのチップを渡すと喜ばれます。
Bonnでゆっくり滞在
遠方からも見に来る価値のある桜風景。ボンには見どころもありますので、市内や近郊の観光も兼ねて、宿泊するのもおすすめです。
市内中心部の人気のホテル
ボンの中心部にあるホテルで、ライン川の美しい素晴らしい景色を眺めることができます。モダンな客室に加え屋内プールがあるのも人気の理由!
カジュアルでモダンなホテル。市内中心部の最高のロケーションで観光にも最適です。
公共交通機関で行くなら
ボンへは車でも電車でも各都市からアクセスがしやすく、ケルンやコブレンツへの旅行と組み合わせも可能です。
▷デュッセルドルフから
電車REで約50分
▷ケルンから
電車REで約20分
デュッセルドルフやケルンからなら49ユーロチケットで行ける!
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人混みでの注意点
桜シーズンのボンにはドイツ国内や近隣国からもたくさんの人が集まり、桜の開花から特に週末は人気の通りはかなりの混雑が見られます。
スリや子供の迷子などに注意して桜鑑賞をお楽しみください。
\子供の迷子対策!ネームバンド/
なかなか桜の季節に日本に帰れないドイツ在住のみなさんも、美しいドイツ・ボンの桜をみて、日本の春を思いだし、心癒されますように…。